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響の家 –Hibiki–
Nagano 05.2010
長野県長野市
構造
木造 地上2階
建築面積
79.42 ㎡
延床面積
112.59 ㎡
施工 (株) 鹿熊組
Photo: Hiroshi Ueda
A Collection 007 掲載
MyHome+Vol.31 掲載
響の家の敷地は、南側道路に面し、約70坪の広さをもつ、長野駅周辺の閑静な住宅地にあります。
ガレージ、中庭、ルーフデッキ…と敷地の広さにあわせて計画も膨らみ、当初は予算をオーバーしましたが、将来ガレージが増築できるよう、コート2の南側壁とアプローチ階段の塀をガレージのための構造壁として計画してあります。また、エントランス脇の土間は、ガレージと一体の外部収納と駐輪スペースとなる予定です。
内部は、LDKを中心に3つのスペースと3つのコートが立体的につながっています。床に埋まった黒い箱と天井に浮かんだ白い箱。大中小の外部空間。「ウチ」と「ソト」を交互に体感しながら上昇していく螺旋型のスキップフロアです。
玄関からホールを通り、LDKに入ると、コート1へと視線が抜けます。吹抜けを見上げると、黒い箱(スペース2)越しにコート2まで視線が抜け、振り返ると、ワークスペース、スペース3、コート3の入った白い箱へと視線が抜けていきます。黒い箱の中のスペース1は、コート1でLDKともつながっています。スペース1はまず主寝室として機能し、子供たちが小さい間はスペース2が恰好の遊び場になります。将来はスペース2が主寝室に、スペース1と3が子供室になる時期もあるでしょう。
ワークスペースは、家事動線上でも活用され、スペース3は、家事室、子供室と様々な使われ方が可能です。
ホールから直接ワークスペースに上る階段は、裏動線の役割を果たしており、LDKを通らずに水廻りに行き来ができます。コート3からは、スペース3と北側浴室、水廻りまで自然光が注ぎます。
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