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垣の家 –En–

Aichi 01.2015

  • 愛知県安城市
  • 構造木造 地上2階
  • 建築面積64.73 ㎡
  • 延床面積116.89 ㎡
  • 施工 小原木材(株)
  • Photo: Hiroshi Ueda
  • 敷地面積  160.00㎡

    A-Collection 023 掲載
  • 垣とは、建物や敷地などの周囲を囲むように作られた工作物や植栽で、材料、形式によって多くの種類があります。

    塀もほぼ同じ意味で使われますが、現代では、板塀や土塀のように表面が連続して平滑な面をなすものを「塀」、間隙の多いものを「垣」と呼ぶ傾向があります。
  • また「塀」というと欧米の城壁のような強固な壁をイメージしますが、日本人の感覚から言えば、もう少しやわらかい境界、「間を隔てるもの」としての囲いや仕切りの方がしっくりくるのではないでしょうか。

    この家の囲いを、ウチソトのつながりを完全に拒む「塀」ではなく「垣」と呼ぶことで、やわらかな境界をより意識することができます。

    2階のリビングから、ダイニング、寝室、ルーフデッキと視線が抜け、さらにルーバー越しにみえるウチからソトへの連続感の中に、日本人の「間」を大切にする心を垣間見ていただけたら本望です。
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